2008年12月03日
ちょっと,一言
昨日のbaboさんの記事にコメントして,ちょっと無責任だったかなあと反省し,自分で調べてみることにしました。
今回の記事は決して,baboさんの記事に反発するものでは有りません。
お間違いの無い様にお願いします。
自分が軽々しく書いたコメントの責任を感じたことに由来する記事です。
なにを?
そうですね。
ことの顛末から,書いていきましょう。
baboさんの記事はこちら(別窓表示)です。
記事内の,ペットボトルのフタを集めて慈善事業をしようっていう趣旨のポスターにちょっと意見を述べさせて頂きました。
昔,プルタブを集めて車いすを寄付しよう的な慈善活動もありましたよね。
「うさんくさい」と書いてしまったのでちょっと,後ろめたかったので調べてみました。
そして,自分の言葉で書いてみようと思います。
今回もキャンプ記事とは,全く関係有りませんし,写真も出てきません。
こういう記事が嫌いな人は,サッサと他のブログを見に行ってくださいね。
そして,僕の知識は,ここに書くこと以上のものはありませんので,ご意見を頂くことも遠慮させて頂きます。
では,興味のある人だけ読んでください。
今回の記事は決して,baboさんの記事に反発するものでは有りません。
お間違いの無い様にお願いします。
自分が軽々しく書いたコメントの責任を感じたことに由来する記事です。
なにを?
そうですね。
ことの顛末から,書いていきましょう。
baboさんの記事はこちら(別窓表示)です。
記事内の,ペットボトルのフタを集めて慈善事業をしようっていう趣旨のポスターにちょっと意見を述べさせて頂きました。
昔,プルタブを集めて車いすを寄付しよう的な慈善活動もありましたよね。
「うさんくさい」と書いてしまったのでちょっと,後ろめたかったので調べてみました。
そして,自分の言葉で書いてみようと思います。
今回もキャンプ記事とは,全く関係有りませんし,写真も出てきません。
こういう記事が嫌いな人は,サッサと他のブログを見に行ってくださいね。
そして,僕の知識は,ここに書くこと以上のものはありませんので,ご意見を頂くことも遠慮させて頂きます。
では,興味のある人だけ読んでください。
『プルタブを集めて車いすを寄付しよう』について
元々,プルタブを集めるという活動の趣旨は,すでに20年以上前?にさかのぼります。
それまでにも行われていたプルタブ回収の活動は,1983年,さだまさしのセイヤング(seiさんヤングではない)というラジオ番組が発端となって,全国的に広まったとされている。
このときの趣旨は,環境保護的なもので,飲料を飲むときに捨てられるプルタブが野生動物の怪我の原因になったり,砂浜などで脚を切る原因になったりしていたものを回収しようというものだったようです。
そして,聴取者から寄せられたプルタブは処分することなくアルミ回収業者へ売却され,その売却益で車いすを買い,どこかに寄付したようです。
この,「プルタブ回収」と「車いす」が直結しプルタブを1万個集めると車いす1台買える的な短絡的発想の慈善活動が大量発生したんでしょうねえ。
いわゆる,都市伝説ですね。
学生の文化祭行事などでプルタブを集めた経験がある人もおられるんじゃあないですか?
この短絡的発想の根底にあるものは,小学校などのベルマーク運動があるんだと思います。
これは,今うちの子供達もやってますが,お金が目に見えている点で,趣旨がはっきりしてますよね。
こういった運動と同じ視点で始まってしまった,プルタブ集めも,今のステイオンタブに変わったことによって運動は消滅したようです。
ただ,この運動の趣旨である,プルタブが散乱する生活環境を改善するという本来の目的は達成されたわけですよね。
★プルタブ:1960年代にアメリカで開発された技術で1965年に日本にも導入された。1980年台にはステイオンタブ(現在のタブ)に変更され始め,1990年代にはほとんどの缶飲料がステイオンタブになった。
『ペットボトルのフタを集めてポリオワクチンを寄付しよう』について
「ペットボトル ポリオ」で検索すると,このサイト「エコキャップ推進委員会」にヒットしました。
そして,このNPO法人「JCV:世界の子供にワクチンを日本委員会」も推進しているようです。
NPO法人だからって,信用してしまうのは間違いかも知れませんよ。
なぜ,ペットボトルのキャップでワクチンが打てるのか?
なぜ,400個で10円にしかならないようなものを集めさせるのか?
なぜ,ペットボトルのキャップなのか?
なぜ,ポリオなのか?
なぜ,アフリカではなくて,ミャンマー・ラオス・ブータンなのか?
さて,ポリオって知ってますか?
「急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん、poliomyelitis),一般には脊髄性小児麻痺と呼ばれることが多い。東南アジア(特にインド)やアフリカの一部ではまだポリオの流行がある」
つまり,小児マヒってことなんです。
ペットボトルのキャップは,400個(1kg)あたり10円で回収業者に買い取ってもらえるようです。
しかし,回収が間に合わないから送ってくれと言っている業者もいるようです。
1kg10円の資源を送っていたら,すでに赤字だろうと思うんですが・・・。
どれだけの量が回収され,販売され寄付として扱われているのか? 全然見えてこない気がします。
NPO法人として,半年200万円の寄付金を集めたからといって,運営していけるものでしょうか。
そして,400個集める手間を考えたとき,集める活動よりも募金を募る活動の方が,効果的ではないのでしょうか?
ユニセフに寄れば,人件費なども含めたワクチン接種に要する金額は,ポリオ20円,BCG7円,百日咳・破傷風9円,はしか95円,三種混合114円 ということのようです。
WHOによるポリオ根絶計画が1988年から進められており,目に見えた効果が確認されています。すでに,計画完了状態に近いという声もあります。
ペットボトルのキャップを集めるのは,どれほどの労力を要するのでしょうか?
はたして,400個集めて10円では,本末転倒になっていることはないのでしょうか?
企業イメージを上げるためだけに利用されているようなことはないでしょうか?
そんな活動に,子供達を巻き込んでいるとしたら,あなたは,疑問を感じませんか?
名古屋市では,不燃ゴミとして回収していたゴミを可燃ゴミと一緒に焼却処分されていたそうです。
資源ゴミは,本当にリサイクルされているんでしょうか?
疑問に思ったことはありませんか?
紙やアルミのリサイクルはかなりのパーセンテージで循環しているようですね。
でも,本来の循環型社会は,リサイクルではなくてリユースを推進することにあります。
リデュース:(ゴミ発生を)減らす
リユース:再利用
リサイクル:再資源化
資源をゴミにしないで何回も使い,有るべき形で使えなくなったときに再資源化して利用するというのが,本来の形なのです。
醤油やお酒の一升瓶やビールビン・牛乳瓶は,何度も同じ形で利用され,使用に耐えなくなったとき,溶かして別の形として再利用するというのが分かりやすいですよね。
基本的に,ペットボトルのような,リサイクル前提の商品を買う(生産する)よりもリユース可能な容器での販売をする方が,環境に優しい企業なんですよ。
そして,そういった商品を買う方が,環境に優しい生活なんだと信じます。
今日の記事は,ボランティア活動を否定するものではありません。特に小学生や中学生などの道徳教育には有用な活動だと思います。でも,社会の風潮だからと上滑りなことをするよりも,ちゃんと自分で納得出来ることをしたいという提言のつもりです。
僕の意見が正しいと言っているのではなくて,皆さんにも考えて頂けるきっかけになったらいいなあと思って書いてみました。
参考としたウェブサイト資料:Wikipedia 国立感染症情報センター RoundAbout(ブログ)
元々,プルタブを集めるという活動の趣旨は,すでに20年以上前?にさかのぼります。
それまでにも行われていたプルタブ回収の活動は,1983年,さだまさしのセイヤング(seiさんヤングではない)というラジオ番組が発端となって,全国的に広まったとされている。
このときの趣旨は,環境保護的なもので,飲料を飲むときに捨てられるプルタブが野生動物の怪我の原因になったり,砂浜などで脚を切る原因になったりしていたものを回収しようというものだったようです。
そして,聴取者から寄せられたプルタブは処分することなくアルミ回収業者へ売却され,その売却益で車いすを買い,どこかに寄付したようです。
この,「プルタブ回収」と「車いす」が直結しプルタブを1万個集めると車いす1台買える的な短絡的発想の慈善活動が大量発生したんでしょうねえ。
いわゆる,都市伝説ですね。
学生の文化祭行事などでプルタブを集めた経験がある人もおられるんじゃあないですか?
この短絡的発想の根底にあるものは,小学校などのベルマーク運動があるんだと思います。
これは,今うちの子供達もやってますが,お金が目に見えている点で,趣旨がはっきりしてますよね。
こういった運動と同じ視点で始まってしまった,プルタブ集めも,今のステイオンタブに変わったことによって運動は消滅したようです。
ただ,この運動の趣旨である,プルタブが散乱する生活環境を改善するという本来の目的は達成されたわけですよね。
★プルタブ:1960年代にアメリカで開発された技術で1965年に日本にも導入された。1980年台にはステイオンタブ(現在のタブ)に変更され始め,1990年代にはほとんどの缶飲料がステイオンタブになった。
『ペットボトルのフタを集めてポリオワクチンを寄付しよう』について
「ペットボトル ポリオ」で検索すると,このサイト「エコキャップ推進委員会」にヒットしました。
そして,このNPO法人「JCV:世界の子供にワクチンを日本委員会」も推進しているようです。
NPO法人だからって,信用してしまうのは間違いかも知れませんよ。
なぜ,ペットボトルのキャップでワクチンが打てるのか?
なぜ,400個で10円にしかならないようなものを集めさせるのか?
なぜ,ペットボトルのキャップなのか?
なぜ,ポリオなのか?
なぜ,アフリカではなくて,ミャンマー・ラオス・ブータンなのか?
さて,ポリオって知ってますか?
「急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん、poliomyelitis),一般には脊髄性小児麻痺と呼ばれることが多い。東南アジア(特にインド)やアフリカの一部ではまだポリオの流行がある」
つまり,小児マヒってことなんです。
ペットボトルのキャップは,400個(1kg)あたり10円で回収業者に買い取ってもらえるようです。
しかし,回収が間に合わないから送ってくれと言っている業者もいるようです。
1kg10円の資源を送っていたら,すでに赤字だろうと思うんですが・・・。
どれだけの量が回収され,販売され寄付として扱われているのか? 全然見えてこない気がします。
NPO法人として,半年200万円の寄付金を集めたからといって,運営していけるものでしょうか。
そして,400個集める手間を考えたとき,集める活動よりも募金を募る活動の方が,効果的ではないのでしょうか?
ユニセフに寄れば,人件費なども含めたワクチン接種に要する金額は,ポリオ20円,BCG7円,百日咳・破傷風9円,はしか95円,三種混合114円 ということのようです。
WHOによるポリオ根絶計画が1988年から進められており,目に見えた効果が確認されています。すでに,計画完了状態に近いという声もあります。
ペットボトルのキャップを集めるのは,どれほどの労力を要するのでしょうか?
はたして,400個集めて10円では,本末転倒になっていることはないのでしょうか?
企業イメージを上げるためだけに利用されているようなことはないでしょうか?
そんな活動に,子供達を巻き込んでいるとしたら,あなたは,疑問を感じませんか?
名古屋市では,不燃ゴミとして回収していたゴミを可燃ゴミと一緒に焼却処分されていたそうです。
資源ゴミは,本当にリサイクルされているんでしょうか?
疑問に思ったことはありませんか?
紙やアルミのリサイクルはかなりのパーセンテージで循環しているようですね。
でも,本来の循環型社会は,リサイクルではなくてリユースを推進することにあります。
リデュース:(ゴミ発生を)減らす
リユース:再利用
リサイクル:再資源化
資源をゴミにしないで何回も使い,有るべき形で使えなくなったときに再資源化して利用するというのが,本来の形なのです。
醤油やお酒の一升瓶やビールビン・牛乳瓶は,何度も同じ形で利用され,使用に耐えなくなったとき,溶かして別の形として再利用するというのが分かりやすいですよね。
基本的に,ペットボトルのような,リサイクル前提の商品を買う(生産する)よりもリユース可能な容器での販売をする方が,環境に優しい企業なんですよ。
そして,そういった商品を買う方が,環境に優しい生活なんだと信じます。
今日の記事は,ボランティア活動を否定するものではありません。特に小学生や中学生などの道徳教育には有用な活動だと思います。でも,社会の風潮だからと上滑りなことをするよりも,ちゃんと自分で納得出来ることをしたいという提言のつもりです。
僕の意見が正しいと言っているのではなくて,皆さんにも考えて頂けるきっかけになったらいいなあと思って書いてみました。
参考としたウェブサイト資料:Wikipedia 国立感染症情報センター RoundAbout(ブログ)
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Posted by 掘 耕作 at 06:10
│偏屈親父のひとり言