ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
掘 耕作ってなにもの?
掘 耕作
掘 耕作
 2006年夏から始めたキャンプに夢中! 

 岐阜県本巣市在住で夫・妻・長女・次女の4人で出掛けています。



 ちなみに,掘 耕作は本名じゃありません。



利益を目的としないサイトはリンクフリーです。

ただし、商品の販売やオークションなどの商品説明用に画像を引用したり、当ブログへのリンクはお断りします。商用サイトやオークションなどで当ブログの画像の盗用及び無断でのリンクを見つけた場合には、厳重に対処させていただきます。


過去記事
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 16人
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ

2011年06月17日

Optimus 1200M

Optimus 1200M

先日、Optimus 200Pの予備ホヤを調べていて気になった、ジャンク品の1200を入手しておりました。
新品のホヤが4000円ぐらいで買えますから、部品取りとしても十分な値段でした。
ホホホ

で、せっかくなので使えるようにできないかなあということで、レストア作業をしてみました。

部品の組み付けなどは、Optimus 200Pの記事を参照してください。


Optimus 1200M

外見は、酸化被膜がばっちり効いていていい感じにくたびれています。
バーナーあたりも結構煤けており、実用機としての使用歴が見て取れます。

オリジナルじゃあないなあというのは、トップフードを接続しているボルトナットぐらいです。
1200は、生産中に少しづつ変化しているのでしょうか?
ネットで調べても、フードやフレームのカラーなどの変遷があるようなのですが、年代を特定できるような資料が分かりませんでした。




Optimus 1200M

Optimus 1200ということは分かります。
1200Mだと思うんだけど、合っているのでしょうか?



Optimus 1200M

タンクキャップは、200よりもかっこいいですね。
圧力計は付いていませんが、レリースバルブが付いています。




Optimus 1200M

ポンプノブ周辺。
200よりも簡素な感じです。
ポンピング中にストッパー部分の突起を潰してしまいそうで怖いですねえ。



Optimus 1200M

Optimus 1200M サムネイル画像は、元画像がかなり大きいのでご注意を!

部品すべて分解してみました。
今回は、チェックバルブの鉛パッキンも付いてきました。フー




Optimus 1200M

特徴的なのは、燃料コック奥の構造です。
テーパー形状でニードル(コンダクティングロッド)を上げ下げするようにできています。
他のものでは見たことがありません。



Optimus 1200M

プレヒートバーナーの基部にハンダ付け(ロウ付け?)の跡がありました。
う~ん ちょっと心配。



Optimus 1200M

フードは上下方向に押しつぶされたような痕跡がありました。
また、サイドにもつぶれたようなあとがあります。
最低2回は、強いダメージがあったことが伺えます。
ただし、別の個体のフードを利用している可能性もありますから、何とも言えませんけどねえ。



Optimus 1200M

フレームは、やっぱり接合が緩いですね。




Optimus 1200M

まずは、フードの変形を戻します。



Optimus 1200M

小型のハンマーと万力を使って曲がった部分を叩き出したり、へこませたり・・・・・。



Optimus 1200M

奥まった部分は、レンチを万力で固定して、そのレンチにあてがうようにして叩きました。
小さなハンマー故、強い力でたたけないので、一度に大きく変形しないのがいい感じでした。



Optimus 1200M

フレームの緩いのは、接合部をカシメて強くしようと考えました。
ハトメポンチなどでうまくはまるものがあればいいんですが、なかなかいいものがありませんでした。
あれこれと、物色して、SPペグハンマーの銅部品交換用の冶具でポンチングしてみました。

その場では、しっかりとするんですが、すぐ緩くなっちゃいますね。
結論から言えば、まあ、無駄な作業でした。




Optimus 1200M

組み付け作業の前に磨きあげることにしました。
ふふふ

これが、時間がかかるんですよ。




Optimus 1200M

以前は、ディスクグラインダーを手持ちで作業していましたが、今回は万力に固定してみました。
疲れ方は、格段に少なかったです。

本当は、バフを使えるような固定式のグラインダーがあるといいんですけどねえ。



Optimus 1200M

下地処理状態。



Optimus 1200M

最終仕上げ状態。
小さなフエルトディスクを使用しているため磨きのムラが出やすいので注意が必要ですね。



Optimus 1200M

最終的に、ピカールで磨きムラを消したら磨きあげ作業は完了です。



Optimus 1200M

チェックバルブのゴムが硬化していたので、自作部品で交換しました。



Optimus 1200M

気が付いたら、ポンチだけでこの数!
う~ん この先いくつ集まるんだろう・・・・・。
これだったら、初めからセットモノで購入すればよかったかなあ。



Optimus 1200M

ニトリルゴムも、ホームセンターでは欲しい厚みのものが購入できないので、monotaroで買ってみました。
大きなサイズのものが安く買えましたよ。
大判が30㎝角です。
一体どれだけのパッキンが作れることやら・・・・・。




Optimus 1200M

先日の200Pと比較!
機械で磨いた1200の方が鏡面に仕上がってる感じだわ。
左:1200M  右:200P



Optimus 1200M

フードも綺麗に鏡面に仕上がりました。
でも、この奥の見えないところは、いまいちですけど。



Optimus 1200M

カラー部も綺麗に磨けました。
プレヒートバーナー周辺の汚れも綺麗になりました。
手磨きでは、とてもここまでできませんね。



Optimus 1200M

左:1200M 右:200P
意匠が若干違いますね。


Optimus 1200M

細部のチェックを完了してから、燃料を入れて、試験点灯です。
がちゃぴーさんにいただいた、大陸製300cpマントルを使ってみました。



Optimus 1200M

アルコールでのプレヒートを選択しました。

燃料が半分ほど無くなったところで、タンクキャップを閉にし燃料コックを開に!
しばらくすると、マントルが発光してきました。



Optimus 1200M

軽くポンピングすればこの明るさ。
無事点灯しました。

ただ、どこかからか圧抜けしているようで、明るさが維持できません。

まあ、水につければ場所が分かるから、対処も簡単でしょう。



Optimus 1200M

使用しているマントルやタンク内圧が違うから、比較しても仕方がないんですが・・・・。
左:1200M 右:200P


ということで、実用機として十分使える印象です。




同じカテゴリー(ランタン)の記事画像
LED FAN LANTERN
North Eagle SAKADACHI LANTERN
BUNDOK 2WAYランタン
North Eagle 5LEDテーブルランタン
Tilley x246porkpie
ジェントスEX-837NXをどう使うか?
同じカテゴリー(ランタン)の記事
 LED FAN LANTERN (2012-07-10 17:55)
 North Eagle SAKADACHI LANTERN (2012-06-11 01:12)
 BUNDOK 2WAYランタン (2012-06-08 06:27)
 North Eagle 5LEDテーブルランタン (2012-06-06 05:37)
 Tilley x246porkpie (2011-12-10 07:00)
 ジェントスEX-837NXをどう使うか? (2011-10-19 06:31)
Posted by 掘 耕作 at 06:50 │ランタン
★コメントありがとうございます
レストア作業ご苦労様でした。

レストアが出来ると楽しいでしょうね。

羨ましい・・・

俺もパンチ購入しようかな
Posted by at 2011年06月17日 07:48
あは♪  やってますね~ ヽ(^o^)丿

バラバラになったりピカピカになったり♪

で、、、無事点灯~♪

実に私好みの記事ですなぁ~(笑)


そうそう、、、、ポンチは気が付くと増えてますね~(笑)
収納箱を決めて、「それ」に入れてありますが、、、、、、、、


     お、、、重い!  (爆)
Posted by 野良坊野良坊 at 2011年06月17日 08:02
あ~・・・
コレ見てると・・・
震災でトップがグッチャリ潰れたアンカーが5000円だったんで・・・
買ってくれば良かったな~・・・・(・ω・A``ァセァセ
真鍮にニッケルメッキのモデルだったんですが・・・
ま~・・・
見事なジャンクでしたけどね・・・(・ω・A``ァセァセ
Posted by gyuchan86gyuchan86 at 2011年06月17日 08:05
見事に復活しましたね!
あの外観をどうやってピカピカにするのか不思議でせいたが、やはり機械を使わないと大変だということですね。
グラインダーは私も持っていないので欲しいところです。

私のアンカー、プレヒーターが効かなかったのですがとあるブログで修理記事を発見して真似したら無事使えるようになりました。

使えない物が使えるようになるのって楽しいですよねぇ。
Posted by きたきつね at 2011年06月17日 09:11
日頃の精進の結晶ですねぇ

でも・・ちょっと妬けるなぁ(^^;

私はいつまで経ってもこの領域には到達出来そうにありませんが・・

いつの日か完璧メンテが出来るように頑張ってみようと思います!
Posted by がちゃぴー at 2011年06月17日 09:30
こんばんは,昨日は堀 耕作さん始めたくさんの皆様から多くのアドバイスをいただき感謝しています。

本日,点火の手順に従ってやってみました。(野良坊さんのご意見)が,・・・同じような現象が起きました。そこで,「俊さんのご意見」を基に(初心者ですので)燃料をこぼしました。もったいないですが・・・・

私の「燃料の入れすぎ」でした。・・・・!!!お騒がせしました。(笑ってください。)でも,危険ですね。何事もなく済んで良かったと思います。皆さんのご意見とても勉強になりました。ところで8分目とは,何CCを言うのでしょうか。?

「意匠の素晴らしいマナスル121」ですが,底の部分の「ロウ付け」がやや甘いかもしれません。圧をかけると漏るほどではありませんが,少し湿っぽいですね。

また,ゴムパッキン等の交換をしなくてはいけませんね。私も「皮ポンチ」そろえようかな。それでは,皆様・・・再度有難うございました。それでは,また
Posted by タロー at 2011年06月17日 19:17
★俊さん
こんばんは。

ポンチを購入されるなら、ぜひ下記のようなものを使ってみてください。

ttp://www.f-k.co.jp/fk-p17.html

だれか、使用レポをお願いしたいんですけどねえ。
しかし、高いです。
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 20:51
★野良坊さん
こんばんは。

今頃南の空のもとでしょうか?

自分でメンテナンスしようと思うと、そのための装備だけでもばかになりませんね。
ぼくなんか、一番安そうなポンチを買いそろえてますけど、それでも5000円ぐらいにはなります。

ニトリルゴムは、安かったですよ。
問題は、本当に耐油性が高いかどうかなんですけど・・・・・。

ポンチはホント重たいですねえ。
ソリステ40って感じです。
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 21:03
★gyucyan86さん
こんばんは。

アンカーでも真鍮ベースのものがあるんですね。
どうも、新しいもののイメージしかなくていけません。

ジャンクにもいろいろありますねえ。
今回は本当に拾いものでした。

なかなか、使えるジャンクモノってつかめないですよねえ。
いろいろと失敗しております・・・。

ホホホ
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 21:08
★きたきつねさん
こんばんは。

磨き方もいろいろあるようですが、僕はこれが一番綺麗になる気がしています。
ただ、かなり丁寧にしないと、ムラが出ますし時間がかかります。

バフがけ用のグラインダー欲しいですねえ。
でも、他の使い道が無いからなかなか買うところまで行かないんですよねえ。

使えないものを再生したり、磨きあげたり、自分が満足できるまでに仕上がると、達成感を感じられますねえ。
今度は、何に手を出そうかしら?
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 21:16
★がちゃぴーさん
こんばんは。

妬けますか?
わたしゃあ、930や119を使ってるがちゃさんがうらやましいですよ。
ホホホ

まあ、一時的な資金も底をつきましたので、あれこれと購入は一段落になります。
今度は、メンテナンス一直線かなあ。
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 21:22
★タローさん
こんばんは。

問題解決されたんですね。
おめでとうございます。

しかし、燃料を入れすぎると気化しなくなるんですね。
知らなかったです。


ポンチは、「皮ポンチ」よりもパッキンを作れるポンチの方がいいですよ。
かなりお高いですが、中心を外さずにパッキンを作ることができます!
って、見たこともないんですけど・・・・・。
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月17日 21:36
すげぇ(´ー`)
ここまで出来るんだ
パッキン屋さん なかなか笑えますよ(笑)
両頭グラインダー私も欲しいです

いややっぱり床張りの方がらくだよ(笑)
Posted by PINGU at 2011年06月17日 22:37
★PINGUさん
おはようございます。

パッキンは、まだ半分ぐらいしか買っていないから、2mmピッチぐらいなんですよ。
これから、1mmピッチになるように買い足していくのかなあ。
1個は、安いから、少しづつ買っていると知らないうちに貯まっちゃうでしょうね。

両頭グラインダー 安いものだと5000円ぐらいからありますよねえ。
う~ん
バフがけ以外の使い方があればなあ。


いえいえ、床張りの方が大変ですよ!
実用的でもあるし、感謝されるのもいいなあ。

ランタン磨いても、誰も喜んでくれないし・・・・・・
Posted by 掘 耕作 at 2011年06月18日 06:28
こんにちは,
外は,大雨です。朝から,晴耕雨読でパソコンに向かっております。・・・・

連日の登場で恐縮です。
「パッキン打ち抜きセット」を検索いたしました。素晴らしい商品ですね。しかし,高いですね。もちろん商品として素晴らしい品質であることは,良く分かりました。

「1諭吉さん」だったら購入しても良いですが,私のような素人は格安の物で十分です。

とても参考になりました。情報のご提供に感謝いたします。
Posted by タロー at 2011年06月18日 15:05
★タローさん
こんにちわ。

誰かが、買って、使って、使用感をレポしていただけると嬉しいんですが、やっぱり高すぎますよねえ。
僕も手だ出ません
Posted by 掘 耕作掘 耕作 at 2011年06月18日 17:06
こんにちは,

今日も朝から雨でしたので「地域の草刈は延期かなあ。」と,安心していましたら,急に雨がやみ実施することになりました。2時間もやると若くないのでとても疲れます。

さて,ポンチのことですが私は,ゴムパキンを作る際に「オルファコンパスカッター」を使っています。(直径1cm~15cmまで)ホームセンターに売っています。が,ミリ単位になると微妙にズレルのが欠点です。やはり,皮ポンチの方が正確かなあ・・・
Posted by タロー at 2011年06月19日 12:28
★タローさん
こんにちは。

コンパスカッターっていうのがあるんですね。
存じませんでした。

地域での草刈りですか?
うちの地域でもありますよ。
今年は、僕が段取り役なのですが、とりあえず次は7月だったかな?

パッキンを作るのに、外径部分は、ハサミとかでも大丈夫ですね!
内径部分は、ポンチなどで打ち抜くのがいいんじゃあないかと思います。

今度、ホームセンター行くときはコンパスカッターを探してみます。
Posted by 掘 耕作掘 耕作 at 2011年06月19日 15:45
美しいレストアですね。
チェックバルブのゴムの自作の仕方なんか
企業秘密でなければ 今度詳しくブログに載せて頂けませんか。
またよせてもらいます。
Posted by GONTU at 2011年08月07日 18:59
★GONTUさん
こんばんは。

おほめいただき恐縮です。
久しぶりに、この記事を読み返して、随分とがんばってレストアしたなあと、我ながら感心しました。

チェックバルブのゴムは、3mm厚さぐらいのものを皮ポンチで打ち抜き、その一部をカッターナイフで削って、スプリングが引っかかるようにしました。
特に企業秘密ではありませんが、切りすぎちゃうと戻れない作業なので、いくつか作って、出来のいいものを使う様な感じですよ。

また、機会を見て記事にさせていただきますね。
Posted by 掘 耕作掘 耕作 at 2011年08月07日 19:21
削除
Optimus 1200M