2012年11月16日
籾殻燻炭作り

籾殻燻炭(もみがらくんたん)というのをご存知ですか?
この時期、刈り取りが終わった田んぼでもみ殻を焼いているのを見たことはありませんか?
あれが、燻炭を作っているところなんです。
一般的にはもみ殻を山のように積んで作るのですが、仕上がるまでに結構な時間がかかるので、近隣に住宅がある場合には、煙や臭いでとても迷惑を掛けることになります。
我が家でも、隣の畑で燃やされ、その臭いがとても我慢できなくて消火してもらったことがあります。
作業には、風向きなども考慮する必要があるんですよ。
で、この燻炭なんですが、土壌改良などの効果が高いということと、もみ殻は近所の農家から無尽蔵に分けて頂けることから初めて自分で作ってみようと思い立ちました。

作業時間が短く済むようにドラム缶内で燃焼させることにしました。
(ドラム缶で作る燻炭は、ネットで検索して得た知識です)
それと、専用の器具を購入しました。
(画像内の円錐形のもの)

この専用の器具は、「燻炭器」というんだそうです。
なんと、ホンマ製作所が作っているものなんですねえ。

ドラム缶内に、燻炭器の下半分を入れ、その内部に熱源となる新聞紙や段ボール木材などをセットします。
で、おもむろに点火して、火がしっかりと熾ったら煙突部分を付けます。
(素手での作業は危険ですよ)

あとは、もみ殻をドラム缶の上の方まで入れてやれば作業終了。
このまま2時間~半日ぐらい放置すれば中のもみ殻が燻炭に仕上がります。
時間の範囲が広いのは、気温や風、熱源の火力の強さなどに大きく影響を受けるためです。
5回ほど作ってみましたが、熱源の火力が弱いとなかなか仕上がらないようです。
まあ、経験が必要な作業なようです。
燻炭を畑に入れるのは来年の春の作業からになりますが、効果が表れるのが楽しみですわ。
家庭菜園をやっていて、もみ殻が入手しやすい環境にある方は、一度挑戦されることをお勧めします。
Posted by 掘 耕作 at 09:21
│家庭菜園