耕作ときどきキャンプ

キャンプ場によっては，夜21時(22時)以降は静かにすごしましょうって入場時の説明でアピールされているキャンプ場や，サイトを廻って注意されるキャンプ場などがありますねえ。
ブログ＠ナチュラムの記事を拝見していると，夜騒ぐことに関する苦情のようなコメントを散見するにつけ，心が痛みます。

今日は，僕自身にも，ヤマシサに心当たりがある，花火について書いてみたいと思います。



一応，貼ッ付とかないとね！

この時期(夏)のキャンプ場での夜のすごし方で，最も楽しいのは花火でしょうか？

小さな子どもが，手持ち花火を楽しそうにやっている姿は，親としてわが子の成長を噛みしめるひと時かもしれません。

昨年までは，火も付けられなかったのに・・・。
昨年までは，周りの人のことが考えられなかったのに・・・。
昨年までは，火の始末も出来なかったのに・・・。

一瞬目頭が熱くなってしまい，妻に笑われたなんてことはありませんか？

でも，この花火，結構危険なんですね。
キャンプ場によっては，いかなる花火も禁止されていることもありますから，予約時には念入りに確認したほうがいいですね。
一般に購入できるおもちゃ花火(玩具煙火といいますね)だと手持ち花火，噴出し花火，打ち上げ花火ぐらいに分けられるでしょうか？
僕が行くキャンプ場でよくあるのが，手持ち花火はOKでも，打ち上げ花火はNGっていうルールです。この場合，噴出し花火は手持ちに含まれることが多いでしょうか？
うちの子は，まだ小さいので噴出し花火をやりたがることはないから問題ないですが，噴出し花火も結構怖いですよね。
火種が噴出してるわけですからねえ。

そもそも，花火が禁止される理由をご存じない方っておられますか？
テントは，合成樹脂など，可燃性の布で出来ていることが多く，火の粉が掛かることによって簡単に穴が開いてしまいます。
焚火も花火も同じことだと思いますが，近接サイトでやった花火が原因でテントに穴が開いた場合，弁償や補償(同じこと？)など楽しいはずのキャンプが，台無しになりかねませんね。
そういった，不慮の事故を未然に防ぐために，花火禁止のルールが付けられているのだと思います。
隣のサイトで花火をされた場合には，翌朝必ず，幕体の様子を確認したほうが精神衛生上いいかもしれませんね。
その場で話し合わないと，泣き寝入りになっちゃうから，チェックすべきかもしれませんね。

ですから，花火が禁止でないキャンプ場であっても，どこかのサイトに火の粉が飛ぶ危険があるような状態で花火をするのは，マナー違反だという思うのです。
事故がなければ，結果オーライかもしれませんが，風向きや風の強さなど少しでも不安に感じる要素があれば，中止するぐらいの気持ちを持ちたいですね。
子どもは，やりたくて仕方がないでしょうから，何か代替になるような遊びを用意しておくほうが，安心でしょうか？
また，キャンプ場によっては，広場などがあるはずですから，風下側の広場などで楽しむというのもいい方法だと思います。

そうそう，火災予防には，水を張ったバケツや，消火器を用意するのも忘れずに！

枯れ草などに，一旦，火がつくと物凄い勢いで広がります。
そのあたりも，配慮する必要があるでしょうね。


で，僕の後ろめたい経験というのは，初めて子連れキャンプに出かけたとき，手持ち花火をやったんですが，風下側のご家族に煙をガンガンかけちゃった事があるんです。
しらないというのは，怖いことです。
そのご家族は，文句を言われるでもなく，少しの間，サイトを離れておられました。
後で気づいても，遅いんですよね。
それ以来，一度にたくさんの花火をやるのではなく，まず，風の流れを見て，それから迷惑になりにくいところで楽しむように心がけることが出来るようになりました。
まだまだ，初心者キャンパーです。
自分が知らないところで，皆さんにご迷惑をおかけしているのでしょうねえ。






もう，夏も終わりですね。
今年の夏最後の思い出に，今夜あたり，奥さんを誘って線香花火でも楽しみませんか？