コンボダッチデュオは、単なる重たいクッカーか?

掘 耕作

2011年10月20日 08:19



スノーピークのコンボダッチデュオをちゃんと使ってみました。
結論から言うと、「ダッチオーブンテイストを持ったソロクッカー」といった印象です。

僕の場合は、バイクツーリングをしないから分からないけど、少なくとも自転車ツーリングに持って行こうって気にはならない重さとサイズです。
でも、オートキャンプなど車で移動する場合には、十分使えるクッカーだと思います。
サイズ的には、上から見ると画像のようなサイズです。

ブラックライト>コンボダッチデュオ>トレックコンボ(トレック1400)



背の高さで比較すると、その逆ですね。

ブラックライト<コンボダッチデュオ<トレックコンボ(トレック1400)

まあ、トレッキングなどに自分で担いで行くようなクッカーとダッチオーブンを比較しちゃあいけませんよ。
とは、いいながら、ダッチオーブンなのにこのサイズ、このスタッキング性能ってすごいことだと思いませんか?
所有欲を満足させてくれる一品です。



製品カタログから引用すると!
●本体材質:ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)
●ツル材質:ステンレス
●収納ケース材質:10号帆布
●リッドサイズ:直径164×H39mm
●スキレットサイズ:W196×D168×H48mm
●ポットサイズ:W188×D172×H101mm
●プレートサイズ:W196×D168×H35mm
●ハンドルサイズ:W30×D120×H9mm(突起含まず)
●ポット満水容量:1.6L(3合炊)
●スキレット満水容量:0.8L
●総重量:3.9kg
●リッド重量:0.5kg
●スキレット重量:0.7kg
●ポット重量:1.2kg
●プレート重量:0.6kg
●ハンドル重量:0.1kg
●セット内容:リッド×1、スキレット×1、ポット×1、プレート×2、ハンドル×2、収納ケース
●レシピ付属



総重量3.9kgかあ。トレックコンボのアルミバージョンが555gだからねえ。
とんでもなく重たいよねえ。
この重さをどう考えるか。
というか、ソロ(デュオ)でもダッチオーブン料理をしたいのかってところが、選択の原点かなあ。





プレートです。
スキレットよりも浅くて、皿なんだけど、実際にはパンとして使える程度の深さがあります。
100均のダッチパンよりもちょっと大きいサイズなので料理にも使いやすいと思うよ。






プレートとスキレットを比較すると、スキレットのラウンド具合というか、深さ具合が分かるかな?
振り回すようなクッカーではないから関係ないけど、この底のアールはパンを振り回すには不適当かなあ。






スキレットとリッドの相性。
結構ぴったり閉まるでしょ?
ガタツキもほとんど感じませんよ。





プレートとリッドは、少し内側で重なるようにできています。
そのため、何となく閉まりが悪く感じますよ。
重なるところを探すのが難しい感じもします。
もう少し、カッチリ合わさるとうれしいですねえ。





ハンドルは2つ付いています。
まあ、料理を作る種類を考えれば2つあれば十分かな。

それよりもリッドが1つというのはちょっと不便かも。
ご飯を炊いて、さらにスキレットでリッドを使いたい時ってあるなあと思います。





ハンドルは、簡単には外れないと思います。
鋳鉄で、よくこれだけの精度が出せるものです。




バーナーとの相性を見てみましょうか?
といっても、手持ちのバーナーって普通のものではないかもしれませんけど。



まずは、Optimus 111C
五徳が少々遠いですが、クッカーが滑るようなことがなさそうだなあ。
まあ、問題なく使えそうです。
炎の当たり方もいいでしょうから、使いやすいんじゃあないかな?
ただし、バーナーとなべ底が近いから、炊飯時にはもう少し離すようにしないと吹きこぼれますよ。





お次は、manasle 160
Optimus 8Rと同サイズですね。
五徳との相性は、ばっちりですね。
非常に安定しています。
使いやすそうです。





お次は、Primus 120
まあ、manasle 121などと同サイズかな?
ちょっと背が高い分、安定感に疑問がありますが、五徳サイズとの相性は良さそうだねえ。
きっと、武井301や101ともばっちり合うと思うよ。





最後に、SP社デルタクラブCB
意外とぴったりサイズですね。
ガスだと、火力調節もお手軽だし、この組み合わせが最もいいかもね!



さて、前回は炊飯でしたので、今回はプレートやスキレットを使ったおかずを紹介しましょう。






まずは、プレートを使ったお好み焼き!
おひとり様サイズにはちょっと小さいかなあ。
でも、薄く油を引いただけで焦げ付き知らずでした。





スキレットを使ってイカゲソとエンペラの生姜炒め。
しょうゆを垂らしたら、・・・・やっぱり焦げました。





キャンプで一番やりそうな料理。
目玉焼きと、焼きソーセージ。






綺麗に使えるんですよ。
いずれの料理でも焦げ付き知らずでした。
(醤油はだめね)

ということで、アルミのクッカーよりは蓄熱性があるし、鋳鉄ならではの焦げ付きにくさもあるし、ダッチオーブンらしさが感じられる一品です。
でも、アルミ(チタンも含めて)のクッカーに比べて5倍以上の重さをどう評価するか?
それは、キャンプに何を求めるかというところでしょうか。
僕は、「ビンゴ」なクッカーだと思っています。


欠品状態が続いているようですけどねえ。

スノーピーク(snow peak) コンボダッチ デュオ

●本体材質:ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)
●ツル材質:ステンレス
●収納ケース材質:10号帆布
●総重量:3.9kg
●セット内容:リッド×1、スキレット×1、ポット×1、プレート×2、ハンドル×2、収納ケース
●レシピ付属



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