ファイントラックのツエルトを購入しました。
その目的は、後半に書きますが、とりあえず正統派な設営手順から記事を作っていきましょうか。
そうそう、ちなみに
ファイントラックというのは、日本のメーカーで、生地系の商品を多く扱っています。
テントだと、昨年販売開始したポットラックが有名でしょうか?
ツエルトは、登山用の非常用シェルターと言えばいいのかな。
フレームが入ったものもあるようですが、基本的には小型軽量で被って使うようなモノのようです。
当然、引き綱とポールでカッチリ設営することもできるものだけどね。
床面積は200×100で、高さが95cmかな?
で、収納袋に入れると10×5×16cm、350g(袋込)の製品です。
スノーピークのテントが基準になる僕としては、とてつもなく軽いものに感じられます。
で、床面の四隅と長辺の中間部にペグダウン用のトグルが付けられています。
さっそく、ペグダウンしちゃいましょう。
床面を結んであれば四角形にペグダウンしやすいんだけど、生地が弱そうで何となくぱっつんに張りにくいです。
で、120cmぐらいのポールを使って天頂部を引っ張ってペグダウンすれば設営完了です。
実に簡単だけど、いきなりやったら失敗が・・・・。
まず、ポールをスノピペンタ用の150cmポールを使ったんだけど、背が高すぎてうまく設営できませんでした。
1本折って、割といい高さになりました。
(5本継で150cmだから4本だと120cmぐらいだと思う)
このツエルトは、三角柱を倒した家型ではなくて、側面から見ると台形なんです。
だから、ポールの位置と天頂部の位置に距離ができるんです。
この距離の取り方が、慣れるまで練習が必要だと思います。
非常用に使うことを前提としているため、快適さよりもいろんな使い方ができるバリエーションの多さに重きが置かれています。
山靴のまま数人がしゃがみ込んで使ったり、広げてタープ代わりに使ったり、多人数が寝たり、といった使い方には床面は必ずしも必要ではないんでしょうね。
そうはいっても、快適に使うには、ちゃんと設営することが望ましいでしょうね。
ポールを使わなくても、木の幹に縛ったりすれば設営できますからね。
今回は、左右の生地を重ねてトグルを留めて床を作りました。
結構しっかりとした形になりますね。
ファイントラックのツエルトは結露が少ないことが自慢なようなのですが、ベンチレーションもしっかり考えられています。
前後の頂部に小さなベンチレーターが仕込まれています。
ちゃんと、板バネ状のモノが仕込まれており空気が通りやすくなっています。
ネットも付いているから、何かと使いやすそうですよ。
で、寝てみましたが、・・・・・
狭いですねえ。
これに、2人も入って寝るなんて考えられない。
非常時に、そんなことは言っていられないでしょうけど。
トグルのアップ。
天頂の2か所は、トグルが2重になっています。
いきなり左右に引っ張ることもできるってことかな?
悪条件下で切れた時の用心でしょうかねえ。
本体は、こんなに小さくなるのにポールやペグが邪魔っけですねえ。
何らか、もっと小さく収納する方法を考えたいですね。
さて、僕がこれを購入した理由なんだけど。
この生地に防水透湿性があるということ。
これを、シュラフカバー代わりとして使ってやろうってことです。
で、先日の雪中キャンプで、モンベルバロウバッグ#0をこのツエルト内に入れて使ってみました。
こんな感じに上下にくるんでしまいました。
翌朝。
シュラフはテント内で寝たときのような湿めった感じはありませんでした。
ただ、雪に触れていた部分は結露が凍りついてました。
これは、脚の先っぽ部分で、自分でも足の先が雪に付いているのを感じていたんですけど、冷たくは無かったですね。
-8度で、そよ風の中寝ましたが、シュラフだけとは格段に違う暖かさだったんじゃあないかなあ。
結露もほとんどなくて快適だったと思います。
ちなみにテント内でシュラフが湿るのは、自分が排出した水蒸気(水分)が再度シュラフの表面に吸着するかららしい。
一度排出したものを吸い込むわけです。
で、透湿性のカバーを使うと、排出した水分を吸いこまないから湿らないということなんですね。
このツエルトを使って湿らなかったということは、透湿性が適切だということでしょう。
そう解釈したいですわ。
この使い方は、ありっていうのが、僕なりの結論であります。
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