私見ですが、石油ストーブのメンテナンスで最も重要なこと
さて、先週からくどい様に書き続けている、ストーブのメンテナンス記事ですが、替え芯のことをちょっと書いておきます。
たぶん、古い石油ストーブを再生しようとした時に、この、替え芯が最も重要な部分だと思います。
これ、レインボーの解体写真です。
綿芯なので、先端部分の焦げがはっきりと見て取れますね。
このように、焦げてしまった状態でも使うことはできるんですが、燃料の吸い上げが悪くなり、火力が弱くなってしまいます。
さらに、そのまま使い続けると、不完全燃焼の原因になるかもしれません。
そういった不具合を回避するために最も有効な方法は、芯を交換することなんですが、古いストーブの場合には部品がないような場合もありますよね。
そういった時のメンテナンスとして、この焦げ部分をハサミで丁寧に切り落としてやるという方法があります。
まあ、昔のストーブだと、普通に使っていても、芯が焦げ付いてきた場合には芯を切って使いましょうっていうような取説もあったかなあと思います。
ガラス繊維の芯だったらカラ焼きして・・・ってこともありなんですが、綿芯でカラ焼きすると、ますます焦げちゃいますので、メンテナンス方法には注意が必要ですね!
で、芯の上部を5mmほど切り下げた状態です。
上の写真で焦げて炭化していた部分がなくなりましたよね。
そして、その切った分だけ、芯を支えている金具より上に引っ張り上げます。
ただ、芯と金具は、針のような突起でくっついているので、突起から綿芯をはがすようにしながら、引き上げてやる必要があります。
そうやって、引き上げることによって、芯を新品に近い状態にしてやることができます。
ただし、この芯を引き揚げる作業を繰り返すと、芯が燃料から浮いてしまうようになります。
だから、いずれ、芯は交換しなきゃあいけないんですよねえ。
このレインボーの場合は、芯の型番がトヨトミ6号なんですが、すでに生産は終了し、国内の在庫も無いようです。
たまに、オクで見かけるものもありますが、社外品の同サイズのものを販売されているようです。
がちゃぴーさんが、購入されてましたね。
記事は、こちら!
で、どうしても芯を交換したい場合には、なんでも良いので、替え芯を購入してきて、このサイズに縫製してしまうという手があるなあと考えています。
実際、レインボーの芯サイズは、直径6cm足らずで、石油ストーブの芯としては小さなものです。
大概の替え芯として売られているものは、適用できると思うんだけど・・・
あくまでも、僕の個人的な見解ですが、どなたかやってくれないかなあ~って期待してます。
ということで、この芯の部分が生きていれば、外見上不具合がないストーブだったら、再生できるのではないかって気がしてます。
アウトドアに持ち出すなら,錆びていたって,ほこりだらけだって,適当にメンテナンスすればOK!
惜しげもなく使えるだけ,見た目の悪いものの方がいいかもよ!
さあ、皆さんも粗大ごみの日に、チェックしましょうね!
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