武井201 新たな沼か崖っぷちか

掘 耕作

2011年03月31日 07:23



武井バーナーの201の存在が幻だったのは、いつのことだろう。
僕が、キャンプに興味を持ち始めたのが2006年。
武井501A を購入したのが、2007年だったか?
その段階では、武井201があることは知らなかった。

で、その1年後ぐらいかなあ、ヒーターユニットがタケノコのような形状のものがあることを知る。
しかし、それも遠い世界の話だった。
その後、201なるものがあったらしいことを知る。
しかしネット上で検索しても、実物の画像に行きあたることはなかった・・・・。

それが、昨年ぐらいから画像を見ることもできるし、オークションで売られているのも見ることができるようになった。
301の古いヒーターユニットのものや201を気長に探していたが、なかなか僕の予算で購入することはできなかった。

そうこうするうちに、301の古いヒーターユニットのものを入手することができた。
その縁が、今回の201を引きよせてくれた気がする。

前振りはこんな感じにして、いよいよ本題に入りましょう。



初めての実物、貝印ノブです。
う~ん optimusのベークライトハンドルといった感じでしょうかね?
今のものよりも、華奢な感じです。




脚には、ヒーターユニットのスプリングを固定するための穴が開いてました。
世代を同定することができるのかな?





プレヒートバーナーは、今のものと同じ形でしょうか?
少なくとも、初期型とはずいぶんと異なります。





燃料タンクのキャップには、圧力リリース装置が仕込まれています。
ばねの力を利用して、高圧になった時に内圧を開放するようにできているようです。
指で持っても、圧を逃がすことができるのであります。





現行の301でも使われている燃料ゲージです。
201には、別のタイプのゲージが使われていた時代もあったようですが、これは一般的なものです。





ヒーター部分は、問題なさそうです。
プレヒートバーナーを使って点灯されていたんでしょうねえ。
かなりな量のススがこびりついています。





ポンプカップは、Oリングでした。
しかし、Oリングを受ける部分が変に波打ってますね。
これが、仕様なのかな?
ご存知の方がおられたら、コメントお願いします。





ポンピングしてみたところ、圧がうまくかからなかったのでチェックバルブを外してみました。
こいつは、自作のチェックバルブレンチで簡単に外れてくれました。
手ぶれしているのは、暗かったからだね。





当然のようにゴムは固化しています。
とりあえず、今回はこのままにします。
近いうちに、交換しますよ。





さあ、どなたかが使われていたものを、自分のものとするために、メンテナンスしていきます。
まずは、いったん磨いて表皮を剥いでやります。
これで、僕のものになった気分が盛り上がります。

これまでに、いろいろと磨いた結果、ピカール1本消費しちゃいましたので、新しいものを用意しました。





磨く時間は2時間ぐらいだったかなあ。
画像では、あっという間に綺麗になってますけどねえ。
致命的な傷もなくて、いい状態ではないでしょうか?





燃料ゲージは、簡単に外せます。
ガラスがずいぶんと汚れていましたが、簡単に綺麗になりました。





ちょっと圧をかけて燃料の噴出方向を確認してみたら、斜めに吹いていたので、ちょっとチェック!
ニードル(ギアつき針)とニップルを外してみました。
どちらも、使いこまれた感じですね。

でも、ニードルは問題なさそうだったので、ニップルだけ交換しておきました。





古い火器ならではの意匠がかっこいいです。






ということで、点灯できるのかどうか試運転です。
プレヒートバーナーもいい調子で点灯しました。
これ、随分と調子いいですよ。





で、あっさりと点灯式完了。
なんだか、あっけないわあ。
気温が高めだったからでしょうか?
こんなに簡単に点灯するなんて・・・・・。






炎の偏心もなくていい感じです。

さあ、これに合うヒーターユニットが欲しくなりますねえ。
301用のものを移植しちゃうかなあ・・・・。
まあ、タンクが小さいから調理用として使うかな?





タンクのサイズ比較です。
手前:101
中央:201
奥:301





ケースに収納するときは、ホヤ部分を外さないと綺麗に収まりませんでした。






ケース比較
右:101
左:201

201のケースってずいぶんと重量感があります。
この重さが所有欲をくすぐってくれます。





ちょっと嬉しくなったので、他の武井君たちも磨いちゃいました。
やっぱり、調理に使うと吹きこぼれたものなんかがこびりついてしまって汚れるんですねえ。

磨いた後、CRC556を吹いて収納しました。
今シーズンも、そろそろ武井君の仕舞う時期が来ましたかねえ。





201にヒーターユニットを組んでみました。
結構、サマになっていると思うのは、欲目ですかねえ。


この記事を書くにあたり、SHOWSEIさんこの記事が大変参考になりました!


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