『まずは,着火・消火方法』
まずは,ねじ部分のパッキン類を確認し,燃料タンクに加圧してエア漏れがないことを確認しておきましょう。
その上で,灯油を投入して準備完了です。
武井101C は加圧ポンプにねじが切ってあります。
コールマンのように,加圧したあとねじを回すことによりポンプノブが飛び出したままでなく,収納することが出来ます。
予熱の前に,2~3回加圧しておきます。
予熱カップにアルコールを注いで,着火します。
アルコールは揮発性が強いので,注いだらすぐに着火しましょうね。
プレヒート中に,少し火力調整ノブを開けておくと,加熱と共に赤い炎が出てきます。
これが勘どころで,加圧しすぎてあると,生ガス(液体のまま)が出ちゃうので大炎上の元になります。
出来るだけ,加圧を少なくしておいて,火力調整ノブを開けましょう。
赤い炎を確認したら,ゆっくりと加圧します。
炎が安定して来るので,そこで,本格的に加圧すると青い炎へと変化します。
これで,着火完了です。
消火は,火力調整ノブを右に回せば炎が消えます。
実に簡単です。
その上で,燃料タンクの注油孔についているサブねじを回して内圧を開放すれば,完全終了となります。
簡単でしょ?
注意
プレヒート時の内圧については,それぞれの使用者さんによって考え方があると思いますので,今回紹介した方法は,1例と考えてください。
高圧に加圧しておいて,プレヒートが完了してから火力調整ねじを開ける人もおられると思います。
(301や501は,そうやって着火することになってますしね)
続いて,
『沸騰検証』
この検証企画は,僕がdacyanから,検証課長と命名される要因となった企画でして,趣旨としてはお湯を沸かす時間をみんなが手持ちの火器で比較して,どんな火器がどの程度の性能なのかを紹介しようというものです。
追記修正080929-AM11:05 勝手に検証企画は,touch!papaさんと始めたものです。
僕が一人で企画したものではないので,誤解がないように加筆しておきます。
フォトラバにしてあります。
閲覧ページは,
こちらです。http://blog.naturum.ne.jp/ptb_topic.php?tp_id=899
是非,いろんな火器や計測条件での結果を確認してみてください。
検証方法は,300ccの水を沸騰させるまでの時間を測定します。直径15cm程度のクッカーを使うことと,クッカーの種類,気温,水温,沸騰時間を測定していきます。
今回もいつものように,クッカーは,アルミ15cm(ユニツアラープラスに付属)とチタン(スノピチタンパーソナルクッカーかカップインチタンのクッカーLに付属)の2つで比較しました。
気温:23度~25度
水温:ほぼ20度
場所:室外
条件:無風~炎が揺らぐ程度の弱い風 曇天
まずは,チタンから!
計測開始。青い炎が見えますか?
パープルフレームです。
1分11秒経過
わずかに小さな気泡が,鍋底から浮き上がり始めました。
火力強く当たっている場所が鍋の外側にあるのがわかりますか?
それだけ,炎の当たり方が広いということですね。
1分30秒付近で,一部沸騰の兆しが来ています。
1分50秒で,ほぼ沸騰といっても良い感じです。
湯気も上がってきています。
1分57秒で完全に,ボコボコと沸騰しました。
ちなみに,武井バーナーは,1リットルの水を夏なら2分,冬でも4分で沸騰させると公言しています。
501Aで検証したときも,遅かったんですよね・・・。
次にアルミです。
計測開始!
1分では,変化無し。
1分49秒で,沸騰し始めてきました。
1分57秒で,ボコボコと完全沸騰です。
沸騰時の泡は,チタンの方が大きいのかなあ?
ということで,どちらの容器を使っても,300mlの水を沸かすのに,ほぼ2分かかりました。
武井バーナーって,成績悪いんですよね。
武井バーナー 101Cセットサイレンサータイプのヘッドを使っていて,炎の輪が大きいのでクッカーが小さいと成績が悪いようです。
大鍋向きということですね。
多分,300mlも500mlも沸騰に要する時間はそれほど変わらないと思います。
ちなみに燃料タンクは,0.5リットルです。
最高火力で2時間の連続使用が可能です。
武井バーナー 301Aセットこれは,燃料タンクが1.2リットルのタイプ。
オートキャンプに流用するなら,多分,一番使いやすいサイズだと思います。
最高火力で,4~5時間使用可能。
武井バーナー 501Aセット燃料タンク2.8リットルタイプ。
3種類とも,バーナーヘッドは同じものが使ってあります。
つまり,沸騰検証としては,501も101と同じ性能ということ。
これなら,一日着けっぱなしで使うことが出来ます。
ということで,今回の検証記事を終わりにしようと思います。
写真ばかりの記事にお付き合い頂きありがとうございました。
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