銀マットの表と裏の検証

掘 耕作

2008年02月05日 05:49

ライダーさんの記事に,冬と夏で銀マットの使い方を変えることが書かれていました。
使い方の理論としては,銀色のアルミ蒸着面が熱を反射するために自分が発する熱を逃したくないときに自分に向けて銀色の面を使うといったことです。

ライダーさんの記事はこちら!http://rider.naturum.ne.jp/e424005.html

これに,記事の臭いを感じた僕は,先日の雪中ソロキャンプで簡単な実験をしてみました。



      

それでは,おつきあい頂きましょう。
試験は,実際に体を使っての試験だと寝ちゃいそうなので,湯たんぽを設置して,いろんなところの温度変化を追いかける方法で試験しました。
温度計を,湯たんぽの横(シュラフ内),シュラフと銀マットの間(銀マット上),銀マットとテント底生地の間(銀マット下),シュラフ脇の銀マット上(テント内)の4カ所に設置しました。




ちょっと分かりにくいので,サムネイルにしてあります。
興味がある人は,別窓で表示しますので見てみてください。

試験は,湯たんぽを完全に沸騰するまで加熱して,シュラフ内に設置するところから始まります。



湯沸かし風景です。



温度計の表示チェックです。
全ての温度計は銀マットをひっくり返しても同じ場所で使ったので,個体差による誤差はないと思います。
でも,大きい温度計のoutが,他より2度ほど低い気温を表示してますね。
これは,銀マットとテント底生地の間に入れて使いました。
まずは,グラフを見てください。



ちょっと見づらいという人は,下のサムネイルを見てね。

よく見て頂かないといけませんが,赤い色の折れ線グラフがマットの銀面が上 青い色の折れ線グラフがマットの銀面が下になります。
TaKaさんのご指摘がありました。文章の方が間違ってました。(グラフが正解)
修正加筆(08.02.06.9:40) 赤い色の折れ線グラフがマットの銀面が下 青い色の折れ線グラフがマットの銀面が上になります。

▲マーカー(マット下)のものを比較すると,赤いものの方が温度上昇してますよね。つまり,マット下まで熱が逃げていることになります。
また,●マーカー(シュラフ内)のものを比較すると,赤いものの方が温度降下が早いですね。それだけ熱が逃げていると評価出来ます。
■マーカー(銀マット上)だとあまり意味のある動きではないですね。評価しにくいです。
×マーカー(テント内)は,赤いものの方が低いですね。

さあ,皆さんはどう評価されますか。
この試験の問題は,湯たんぽと温度計の位置関係が,しっかりと管理出来ていない点にあります。
マット下のものは,湯たんぽの真下になるようにしましたが,シュラフ内と銀マット上は湯たんぽの横になるように置いています。
この距離は,しっかりと分からないんです。出来るだけ同じ位置になるようにはしましたけどね。

ということで,マット下の温度変化を参考にすると,銀面を上にする方が体温維持を図れると結論づけられます。
銀マットの使い方は,「冬場は銀面を上」ということで僕は評価したいと思います。
ライダーさん ネタをいただきありがとうございました。

で,お約束の,バデイーネタを付けておきます。

ロゴス(LOGOS) アルミマット 120

ダンロップのツーリングテント224には
このサイズで床面が全部覆えます。
僕もお気に入り!




ロゴス(LOGOS) アルミマット 100

これは,幅100cm
使いやすいサイズかな






キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シルバーキャンピングジャバラマット

折りたたむタイプの方が
使いやすそうです。
場所も取らないようですね。
120cm幅なので,ダンロップ224にぴったり使えます。





キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シルバーキャンピングジャバラマット

これは,100cmのタイプ。


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