水糸の糸巻

掘 耕作

2012年11月26日 06:40



最近、自作テーブルやイスの記事が目立ちますね。
僕も、また作ってみたいという欲求はあるんだけど、なかなかアイデアがまとまりきらなくて、手を付けられずにいます。
車載運搬用のBOXを兼ねたテーブルを妄想中なんですけどねえ・・・・・

という前振りはさておき、今回は農作業用の水糸を巻き取る糸巻き(糸車)を自作してみました。
農業用の水糸は、農地を耕運したり、畝を立てる時などに、直線の目安とするロープとして張るものです。
子供のころは実家にも有って、この水糸を張ったりするのを手伝っていたんですよ。
そこで、転職を機にキャンプに行けないうっぷんを家庭菜園に向けるようになってきて、水糸を巻き取る糸巻きが欲しいなあと思い立ったわけです。
(家庭菜園は、連休じゃあなくてもできるからね。)



完成品は、こちら。
必要な部品は木材の丸棒と板状の棒、金属製の長くネジが切ってある棒、そして木ネジが少々です。
ショッキングピンクの糸が水糸です。
水糸って本来は、土木や建築の現場で水平の目印として使うから水糸っていうんだけど、僕の場合はただ単に直線の目安として使うんですけど。





手元に遊んでいた丸棒がφ32mmだったので、それに合わせて30mm幅で12mm厚さの板を購入しました。
で、丸棒に細工用ののこぎりで切れ目を入れ板を挿しこみます。
これ、ちゃんと計って始めるべきなんですが、畑で使うものという意識から適当に作業しています。

板の挿しこんだ部分にチェック柄ができていますが、これは万力で圧縮した跡です。
板厚が12mmとして、差し込む用の場所を11.5mm程度に抑え、板を圧縮して差し込んでいます。
そのため、釘などを打たなくても簡単には抜けないようになります。
(ただし、後から木ネジを打ってますけどね)





木ネジ(コーススレッド)は下穴を開けてから打ちますよ。
そうしないと割れちゃいますからね。
今回はネジ頭を隠すように10mmのほぞ穴?も開けてみました。
だって、糸を巻き取るときにネジ頭に引っかかっていては邪魔でしょ?






ネジ切りの金属棒と木製車の接続部は特に何も補強はしていません。
ボルトと平ワッシャーで固定しています。
ボルトは、棒のネジ切りをタガネでつぶすことで外れないようにしてあります。






金属棒の地中に挿す部分は、グラインダーで尖らせました。






水糸は畝を作りたいところの肩などに、目安として張ります。
イメージとしては、↑こんな感じなんですけど・・・・・。






水糸を木製の車に、クロスするように掛けると回転を止められます。

ただ、ちょっと大きく作りすぎたようで糸を巻き取るときに作業しにくかったのよね。
糸車の直径を5cmほど小さく作りなおした方が良さそうです。



市販品がないか検索してみたんだけど、農業資材の販売サイトなどでも引っかかりませんね。
ちなみに、今回自作したものの部品をすべて新品で購入しても500円ぐらいで済んじゃいますよ。

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