757MS ジェントスの新しいLEDランタンは買いだと思う

掘 耕作

2010年02月12日 06:46

★ご注意★
東日本大震災以降、「ledランタン比較」といった検索で、こちらのページを見に来られる方が多くなっています。
このページでは、ledランタンの明るさをメインにした比較を行っています。
災害用の照明としてランタンを買い求められる場合には、電池寿命(点灯し続ける時間)等を十分に吟味されることをお勧めします。
ちなみに757MSは、夕方から寝るまで場合、1日~2日程度しか点灯してくれませんので充電池などがつかえる環境でのご使用をお勧めします。





サンジェルマンがジェントスシリーズで商品展開を行なっているLEDランタンに新しい商品が加わりました。
ジェントスエクスプローラーEX-757MSです。型番の細かい意味は知らないんですけどね。
実は,発売当初から気になっていた商品です。

手持ちのジェントスは,EX-747SRとEX-777XPでしたが,これで3種類集めたことになります。本当は値段の安い737を狙っていたんですが,ナチュでは完売状態になってますよね?
ちなみに888なんていうものもあるようですが,あまり評判よくないですね~。





757MSは,暖色系で単3×4本という微妙(絶妙かも)なパッケージングで出されてきました。
明るさは,白色系の747(単3×3本)よりも明るく感じます。つまり暖色系の737(単3×3本)よりも間違いなく明るいものと想像できますね。




●明るさ:約150ルーメン
●本体サイズ:約φ60×157mm
●実用点灯:(Highモード)約20時間、(Lowモード)約40時間、(SOS点滅)約50時間、(本体認識表示灯)約2年
●防滴構造
●ストラップ・カラビナフック付属




747は,単3乾電池3本で使用する3W LEDタイプです。
初めてこの明かりを目の前にしたときは,まぶしくて目がくらんだものです。
何だかよくわかんない部分もありますが,ヘッドライトを持ち歩くような小さなサイズと,白色光に惚れました。
●スーパーLED 3W球
●カバー部分ポリカーボネ―ト樹脂
●サイズ:径55×130mm、重量197g(電池含む)
●実用点灯:100%時約16時間、50%時約32時間、フラッシュ点滅約48時間、本体認識表示灯約1年
●防滴構造
●吊下げ用バックル・カラビナフック付





それに対し,777は黄色を帯びた暖色な明かりと適度な値段を武器に爆発的に売れましたよね。
確かに,LEDランタンとしては,出色の出来の製品だったと思います。
僕も,2つ購入し,ランステ内部照明として十分機能することを確認しております。
でも,こいつの欠点は,単1×3本というサイズなんですよね。
コールマンの単1×8本から買い換えた当初は,随分小さいと思いましたが,747のパッケージングに比較すると馬鹿でかいんですよね。
●サイズ:185mm×87mm×87mm
●重量:415g(電池別)
●明るさ:280ルーメン
●連続点灯:(Highモード)約72時間、(Lowモード)約144時間、(フラッシュ点滅)約240時間
●本体認識表示灯:約1年
●ポリカーボネット樹脂採用


さて,では,これらのランタンの明るさを比較してみましょうか?
久しぶりの検証記事ですねえ。
まずは、757MSの製品を紹介しましょう。




暖色チップLEDが、頭部にあります。
ランタン状態だと、LEDが下向きに光っていることになります。





これが、ライト状態。
外見上は何も変化がないでしょ。
なんでLEDが上向きに光ってるんでしょうね?
これ、かなり面白い機構です。






ランタンのサイドにあるコック(取っ手)を、180度回すだけ。
なんとも簡単な機構です。
でも、樹脂内に接点があるってことだと思うんですよね。
壊れやすいんじゃあないかって心配になりますなあ。




真下を照らすた状態だと、これだけ光が当たらない部分ができます。





でも、先ほどのコックを少しだけ回すと、光の向きを一方に集めることができます。
テーブルの端っこにランタンを置いてテーブルを照らして使うっていうのも面白そうですね。


では、手持ちのLEDランタンの明るさを比較してみましょうか?

条件を同じにするために,それぞれパナソニックの新品アルカリ乾電池をおごりました。
ちなみに,製品保障期間は,十分に残っている状態です。

撮影条件は,ISO=400 シャッタースピード=1/2 WB=5000K 18mmF=4.5で,統一してあります。
今回は,明るさの指標として,ルクス計を併用してみました。
ルクス計は、光源から0.5m・1.0m・1.5m・2.0mで計測しました。
徐々に、カメラの方向に寄っての計測です。

カメラとランタンの位置は、和室の壁から90cm離れたところにたき火テーブルを置き、カメラまでの距離300cmとしています。
それぞれ、highとlowおよび、ランタン状態とランプ(カバーなし)状態で計測しました。



【747 カバーありhigh】



0.5m:12LUX 1.0m:1LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【747 カバーありlow】



0.5m:3LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【747 カバーなしhigh】



0.5m:10LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【747 カバーなしlow】



0.5m:2LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【757 ランタンhigh】



0.5m:55LUX 1.0m:12LUX  1.5m:4LUX 2.0m:2LUX


【757 ランタンlow】



0.5m:16LUX 1.0m:3LUX  1.5m:2LUX 2.0m:1LUX


【757 ライトhigh】



0.5m:2LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【757 ライトlow】



0.5m:0LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【777 ランタンhigh】



0.5m:16LUX 1.0m:3LUX  1.5m:2LUX 2.0m:0LUX


【777 ランタンlow】



0.5m:5LUX 1.0m:0LUX  1.5m:2LUX 2.0m:0LUX


【777 ふたなしhigh】



0.5m:12LUX 1.0m:3LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【777 ふたなしlow】



0.5m:3LUX 1.0m:0LUX  1.5m:0LUX 2.0m:0LUX


【電池こみの重量比較】



747 196g




757 296g




777 820g



【総評】




777は、広範囲に明るくなっていることが分かると思います。3機種中最も光が拡散してますよね。
やっぱり、この777いいですねえ。
これは、ホヤが光を拡散するようなタイプであることからも製品の方向性がうかがえますね。
その分、LUXは低めに出た感じです。

757は、光が水平方向にまとまっている感じで、LUXは、3機種の中で格段の最高値を記録しました。
特に、low時の明るさが、際立っていると思います。747のhighよりも明るいし。
ライト状態とした時の光の拡散具合が広いため、テントの天井に吊るしても使いやすいことがうかがえます。
画像で見ると、暗く写ってる部分が多いので、あんまり明るく感じられないかもしれませんが、光があたってる部分の明るさは、相当なものです。

747は、白色光が特徴的ですね。
LUX値よりも明るく感じました。
こいつは、ランタン状態でも、ふたを取った拡散状態でも、明るさがほとんど変わらなかったのが特徴かな。
ちなみに、ふたを取ると、天井に、↓こんな明るい輪ができましたよ。





757MS 欲しくなりませんか?
ちなみに,OEMの得意なハイマウントにもほぼ同じ商品があります。
こちらは,白色チップLEDで185ルーメンもあります。
好き嫌いは分かれるところでしょうが,いずれ,これも体験してみたいLEDランタンですね。



GENTOS(ジェントス) エクスプローラー EX-757MS


LEDランタンの長所を伸ばした製品です。
発光部を反転させることによりライトとしてもランタンとしても使える優れもの。
これまでのエクスプローラーでは,ライトとして使うときにカバーを外す必要がありましたが,これは,発光部を反転させればOKです。
しかも,777や737をしのぐ明るさです。
でも,ナチュだと高いんですよね。



ハイマウント 185ルーメンス LED ランタン&トーチ

OEM製品だと思います。
ただし,発光部が白色チップLEDを使用しています。
その分明るいのかなあ。
757が150ルーメンなのに対して,こちらは185ルーメンとなっています。
ヘッドライトを使い慣れた人や,白色が嫌いじゃあない人には,こちらの方が明るいし安いのでお勧めかと!




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