今日から,年末年始の休暇に入るはずだったけど,急遽仕事にかり出されることになりました。
残念!
ケロシンモノの紹介記事を載せたときに男性からの反響が結構あったので,それほど難しいモノではないことを説明したくて,点灯に要するプロセスを紹介します。背中を押すのが趣旨なんですよ。フフフ。
ペトロマックスもバタフライもアンカーも,ケロシンランタンの扱いは同じだと思っていいはずです。
少なくとも,構造的には大した違いはありません。オプティマスも同じようなモノですよ。
素材や精度などで扱い方に違いがあるかも知れませんけども・・・。そういうディープな部分はまだ分かりません。
まずは,マントルの装着です。
ペトロもバタフライも純正のマントルはとっても大きいのです。
おじいさんの,金○袋って感じです。
この先も読みますか?
タンクの加圧部品です。とんがっているのね。
純正は,手での加圧のためにコールマンとかのホワイトガソリンランタンと同様な加圧装置がついています。
画像のモノは,自転車などへの空気入れが使えるようにしたモノです。足踏みポンプやハンドポンプが使えます。
値段は1000円程度で,費用対効果としては抜群の部品です。
こんな感じで使えます。足踏みポンプで使ってましたがあまりに安物だったので壊れちゃいました。今は,手押しの空気入れです。足踏みポンプの方がかっこいいですね。
ポンプ内圧を0.2Mpa程度に加圧してやります。
燃料コックのポッチが上を向いていると「閉」で,下向きだと「開」になります。
上向き状態だと,ニードルが突出しているので,マントルなどの取り替え時には下向きにしてから作業した方が安全です。
左の方にあるレバーがプレヒート用のノブです。
こうやって,押し下げるとそこから混合気が出てきます。
そこに,チャッカマンなどで火を付けると,ものすごい音で燃えてくれます。
これが,プレヒートなんですね。
マントルへの火入れも,この段階でできます。(勝手に燃えてます)
ドラゴンフライに近い音で燃える(近くで作業しているのでもっと大きく聞こえます)ので,最初はかなり怖いです。
初点灯時には,僕は飛び退きました。
プレヒートは,混合気を強制的に排出するため,タンク内圧がすぐに下がっていきます。様子を見て内圧を上げてやる必要があります。このために空気入れが必要なんです。これを,手押しでやるのは,相当しんどいですよ。
なかなか,迫力があるでしょ!
いまでは,このプレヒートに惚れちゃってます。
プレヒートのノブはそのままにして,燃料コックを開いてやります。
プレヒートは,寒いときほど長く掛ける必要があります。取説では90秒となってます。
自分の感覚としては,暖かいときなら30秒,10度以下で60~90秒といった感じです。0度以下だと120秒は必要かも知れないですね。
燃料コックを開けて,マントルが正常に燃焼していれば,プレヒートのレバーを戻してプレヒートを止めます。レバーを戻すだけでOKです。
プレヒート不足だと,こんな事になります。
燃料コックを一気に開けたりすると本当に炎上するので,幕体が近くにあるような場所では,絶対に点火作業はしないほうがいいですよ。
風向きも考えて,風上側に自分が居るようにしましょう。
そのあたりをちゃんと踏まえれば,炎上も楽しむことが出来ます。
500cp(400W相当)は,かなり明るいので,キャンプサイトではお隣の迷惑にならないように注意が必要です。リフレクターを使うのもいいですね。
消灯は,燃料コックを上向きにすれば,自然に消えてくれます。
内圧を抜けば完璧です。
さあ,簡単でしょ。これが簡単そうに読めたあなたなら,必ず使いこなせるようになりますよ。
ただ,注意が必要なのは,基本設計が古いので使い込んでいくと弱点というかネックとなる部分が出てくると思われます。
大切に使ってやることで寿命を延ばし,長く楽しみたいモノですね。
ペトロマックス ペトロマックス ラピッドランタン
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